結論|購入は公式機能。チャネルで上限が違い、資格には算入されない
マリオット ボンヴォイには、ポイントを増やすための公式機能として「ポイントの購入」と「ポイントをプレゼントする(贈呈)」が用意されています。購入の上限は経由するチャネルで異なり、公式の購入・贈呈ページ経由なら1暦年150,000ポイントまで、Points.comウィンドウ・モバイルアプリ・カスタマーエンゲージメントセンター経由なら1暦年100,000ポイントまでです(プログラム規約・2026年10月5日確認)。そして通常の単価は1,000ポイントにつき12.50米ドルと、これも規約に明記されています。
押さえておきたいのは、購入代金はエリート会員資格を獲得するためのクレジットとしては適用されないという規約の定めです。上級会員は泊数や滞在実績で到達する制度で、ポイント購入はあくまでポイント残高を増やす手段です。ランク全体の構造はマリオット特典ガイドのランク構成を参照してください。本記事は、プログラム規約の取得結果(2026年10月4〜5日確認)をもとに、チャネル別の上限、贈呈と譲渡の条件、マイル移行との関係までを解説します。ポイントの使い道全体はマリオット ポイントの価値と使い道に詳しいため、あわせてご覧ください。
購入の基本——チャネルで上限が変わる
会員規約の「ポイントの購入」(セクション2.9)を分解すると、購入の条件は経由するチャネルで異なります。これがマリオットの購入制度の第一の特徴です。
| チャネル | 上限(1暦年) | 内容(規約・2026-10-05確認) |
|---|---|---|
| 「ポイントの購入」「ポイントを贈る」ページ | 150,000ポイント | 購入または他の会員へのギフトとしての贈呈が可能 |
| Points.comウィンドウ | 100,000ポイント | マリオットサイト内のPoints.com連携ウィンドウからの購入 |
| モバイルアプリ・カスタマーエンゲージメントセンター | 100,000ポイント | アプリや電話経由の購入 |
| ポイント倍増オファーのページ | 100,000ポイント | 対象滞在1回あたり最低1,000ポイント獲得の会員に、パーソナライズされたメールで通知されるオファー |
いずれのチャネルでも上限を超えた分は、代金が支払い済みであってもアカウントに加算されません。また、購入にはアカウントが有効かつ良好な状態にあることが必要で、新会員は入会後30日を過ぎた時点から購入できます。購入処理は米ドル建てで行われ、規約は「ポイントは、1,000ポイントにつき12.50米ドルのレートで購入できます。プロモーション期間中は価格が変動します」と明記しています。つまりこの12.50米ドルは「現時点での規約上の標準単価」であり、セール時の実効単価は購入ポータルの表示が正になります。
ボーナスキャンペーン——増量率と、他ブランドとの対照
ポイント購入が話題になるのは、ボーナス増量セールが不定期に開催されるためです。二次情報(pipinobu・2026年10月4日確認)では最大55%増量のセールが2026年11月に実施予定と報告されており、過去にも複数回の開催実績があります。ただし増量率は会員ごとに変化し、開催期間も不定期です。本記事の確認日(2026年10月5日)時点での次回開催は保証できませんので、最新の状況はアカウント画面と公式オファーページの確認を習慣にしてください。
増量セールの価値を考える際は、通常単価(12.50米ドル/1,000ポイント)を分母に、実効単価を計算します。例えば55%増量なら、購入した同額で得られるポイントが1.55倍になるため、12.50÷1.55≒8.06米ドル/1,000ポイントが実効単価です。この実効単価が、自分の1ポイント価値の計算と比べて割安かどうかで判断します。
そして購入シリーズとして押さえたいのが、3ブランドの購入制度の違いです。
| ブランド | 購入上限 | エリート資格への算入 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| マリオット ボンヴォイ(本記事) | 贈呈ページ経由150,000pt/Points.com等100,000pt(1暦年) | 算入されない(規約明記) | チャネルで上限が分かれる・贈呈とセットで150,000pt |
| ヒルトン・オナーズ | 規約上1暦年160,000pt(ヒルトン ポイント 購入の整理・2026-10-03確認) | 算入されない(規約明記) | 米ドルのみ・Points.com処理・払い戻し不可 |
| IHG One Rewards | 特典用は1年200,000pt(IHG ポイント 購入の整理・2026-10-03確認) | 資格対象ポイントの追加購入が公式に存在(一泊5,000ptまで予約に追加) | 追加ポイントは7日間キャンセル無料の料金で使用不可 |
この表から分かる通り、「買って資格に届く」ことが公式に認められているのはIHGだけで、マリオットとヒルトンは規約で資格不算入を明記しています。購入の判断は、ブランドごとにこの構造の違いを踏まえて行う必要があります。
贈呈と譲渡——家族や友人に渡す条件と「転売禁止」
ポイントを家族や友人に渡す方法は2つあります。1つ目は「ポイントを贈る」ページから購入と同時に贈呈する方法(贈呈ページ経由なら1暦年150,000ポイントまで)。2つ目はすでに持っているポイントを移動する方法で、規約のセクション2.8(アカウント間のポイント移動)に条件が定められています。
| 条件(会員規約・2026-10-05確認) | 内容 |
|---|---|
| 移動できるポイント | 1暦年に最大100,000ポイントを他の会員のアカウントへ移動可 |
| 受け取りの上限 | 1暦年に最大500,000ポイントまで受け取り可 |
| 回数制限 | 1暦月に最大2回・1暦年に最大6回の移動トランザクション。上限に達した会員は翌暦年まで移動不可 |
| アカウントの条件 | 両アカウントが良好な状態で、対象アクティビティがあれば開設30日経過、なければ開設90日経過していること |
また、規約は「ポイントの購入、販売、譲渡はできません(本規約に規定されている場合を除く)」と定めており、ポイントの第三者売買は規約違反です。オークションやフリマサイト経由のポイント取引は、ポイントの没収・会員資格の取り消しにつながる可能性があるため、ポイントの受け渡しは必ず公式の贈呈・移動機能を使ってください。
24ヶ月失効との関係——購入は「回避手段」だが例外がある
マリオット ボンヴォイのポイントは、24か月間アクティビティ実績がないとすべて失効します。ただし例外があり、規約は「ロイヤルティプログラムのポイントまたはマイルの獲得、ポイントの交換、あるいはポイントの購入を24か月に少なくとも1回行うことにより、会員はロイヤルティプログラムの資格を有効に保ち、蓄積したポイントを保持することができます」と定めています(2026年10月5日確認)。つまり「購入する」こと自体が、規約に明記された失効回避の手段なのです。
ただし重要な例外が2つあります。1つ目は、「ポイントのギフトまたは譲渡」「ギフトまたは移行によるポイントの受領」は、有効な会員資格を保つアクティビティとして認められないという規約の定めです。ポイントを受け渡しただけでは失効は止まりません。2つ目は、5年連続で資格を有効に保てなかった場合はアカウントが無効となる場合があり、無効化されたポイントは元に戻せない点です(その後の新規獲得は可能)。24ヶ月ルールと購入の関係は、ヒルトンの有効期限セクション(ヒルトンも24ヶ月ルール)と比較すると、ブランド間の設計思想の違いが見えてきます。
診断とまとめ——3問で購入判断
ポイント購入を検討する前の判断は、3つの質問で済ませられます。
| 質問 | 判定 |
|---|---|
| 泊まる予定と日程は明確か | 明確 → 必要ポイントと購入費用(12.50米ドル/1,000ptを基準に)を比較。曖昧なら購入は保留 |
| 増量セールが適用されるか | アカウント画面と公式オファーページで確認。増量率は会員ごとに変化 |
| 目的は失効回避か贈呈か | 失効回避 → 購入は有効(24か月に1回)。贈呈 → 「ポイントを贈る」ページ経由なら150,000ptまで(1暦年) |
まとめです。マリオットのポイント購入は、贈呈ページ経由なら1暦年150,000ポイント(Points.com等は100,000ポイント)まで、通常単価は1,000ポイント12.50米ドル(規約明記)。資格算入はされず、チャネルで上限が変わる。そしてギフト・譲渡は失効回避のアクティビティとして認められない——この4点が規約から読み取れる制度の骨格です。ポイントの価値の考え方はマリオット ポイントの価値と使い道に、他ブランドとの比較はヒルトン ポイント 購入・IHG ポイント 購入に整理してあります。なお、クレジットカードの申し込みを促す誘導は本メディアでは行いません。ステータスを短期間で手に入れたい人の入口全体はステータスマッチ一覧にまとめてあります。